5月22日(土)
梅雨の晴れ間の中、鳴門市で行なっている新築工事の棟上げが無事終わりました。
「5月ならまだ梅雨に入ってないので、良い天気のもと棟上げできますよ」
とお伝えしたのは今年の1月ごろ。ところがその梅雨が今年に限って駆け足でやってきたのでビックリ。
1週間前の天気予報で、棟上げ当日の降水確率は70% いつもなら中止にするところですが、お施主様のご主人さんがとても頼れる「晴れ男」。これは大いに期待したい! お子様も当日が晴れるように毎日空を眺めてくれた結果、なんと棟上げ当日は雨は降らず絶好の棟上げ日和!(嘘みたいなホントの話(^^;; )
当日はお施主さまのお知り合いや親族さまに棟上げを祝ってくださいました。
お客さまそれぞれご希望のお家は違うけど、棟上げの時にもつ晴れ晴れとした気持ちは皆さん同じと思うし、我々作り手側も同じ気持ちになれる。
S様のお家の特徴は、
「スキップフロア」で間仕切る各スペース
S様との打合せがスタートしたのは昨年の10月
その少し前におこなった、OPENHOUSEに来てくださったのが最初の出会い。
「建築希望の土地は購入したのですが、建物の形状がなかなか決まらなくて。”いえにわ”さんの風と光を取り込む建築設計に興味がありました。」
いえにわを選んでくれた理由を最初に聞けたのが、基本設計の大きな方向性を決めた。
S様がお家に求めるものは、
「朝日で気持ちの良い日をむかえ、夕日を愛でる一日にしたい」
敷地の形状や近隣の建物の位置によって、朝日を家の中に取り込むことに苦労することが多いけど、今回はその朝日に加え夕日もとの希望。これはなかなかムズカシイ(^-^;
解決策として提案したのは、
「LDKを中二階に設置するスキップフロアで間仕切る部屋」
家を設計すると、1階・2階といった具合に部屋を提案することが多いけど、明るさや風通しを追求するなら、各部屋の床の高さに変化を持たせることがいい。部屋も広く見せることができるし、目線があちこち移って、部屋の表情もいろんな角度で見れるので住んでいて楽しい。
気をつけなきゃいけないのが、扉で仕切らないので空間が広くなり、音や声が響いてしまうこと。
「家族がどこにいてもなんとなく感じ取れる雰囲気のほうが好み」とS様
だったら、デメリットは解消されるのでスキップフロアをつかった間取り提案することにした。
棟上げ日にはすでにその骨組みはできあがった。
これから完成に向けて、室内装飾に加えとても大切になるのは、窓から見える庭木の様子。
S様にはこちらもどうぞ楽しみにしていてくださいと伝えて、自分でハードルを上げてみました^^
T.Yokozeki