2020/09/28

テレワークできる小さなリビング+α


在宅勤務
テレワーク
リモート

今年からよく聞くようになった言葉。


ところが、
「旦那が家にいることで喧嘩が増えた」
自粛規制が続いた今年春、社会問題に発展したのは驚いた。

もともと、在宅勤務できるように設計されていない間取りなので、仕方ないと思うけど、これから新築を考えられている方、在宅勤務が増えた方へ参考になればと思い、洋室6帖を在宅勤務しやすいよう本棚と机を作ってみた。




こちらは施工前



どこにでもある洋室です^^






大工さんと2人、
パタパタと組み立ててみましたよ








木の質感を好まれる方はこのままクリア塗装で仕上げるといいと思う。






物を置いたり、本を並べたりすると、色があるほうが映えるので塗装してみた。








塗装するだけでも表情を随分と変えるから、自分好みの色を見つけるのも楽しい♪





さて、
あとは使うものを並べてみると。。








できました^^







これだけだと書斎になっちゃうので、
小さなソファーをおいてリビングの機能も持たせてみました。




ソファーに座って、モニターを前において、
リモートもできそう^^





視線を窓にむけると。。



外の景色が楽しめる、
ピクチャーウインドウ。



窓の配置を少し考えるだけで広く見えるから、
設計って楽しい^^




T.yokozeki










2020/08/13

Fun house(徳島市) 完成しました♪




先月無事完成した鉄骨二階建てのリノベーション工事。
オープンハウスではたくさんのお客様にご来場いただきありがとうございました。







ポーチ:
オリジナル玄関扉と外壁のレンガとの組み合わせが印象的






玄関:
タイルでかたどられたALOHAが、招かれている気持ちが伝わります。



ロッキングチェアの正面には、



ダルマストーブ。
アンティークショップで購入したものに煙突をつけてみた。
この冬は活躍してくれそう^^






階段:
タモの木目はきれい。
階段は必ず目が留まるところだから木目がきれいと他も印象がよくなります。






キッチン:
壁面はモルタル仕上げ。アンティークな雰囲気も取り入れたかったので、照明をアクセントに。





リビングダイニング:
大きな窓から光が入ってとっても明るい。明るさを調整するために北欧カーテンを設えました。白でまとめると単調な雰囲気になりがちなので、大きな葉柄を提案。





畳コーナー
最近、畳の需要が増えてきたように思う。
小さな子がいらっしゃるご家庭なら寝かせつけに一役買います^^





小さな階段があらわれました。
ここは。。




ロフト:
お子様のお城です^^
正面には作り付けのデスクスペースを設けてみました。


見下ろすと



さっきのリビングダイニングが丸見え。
高いところから下をみるとこんな風に^^




ロフトからはボルダリングを使って降りることもできます。下に見えるのはさっきの畳スペース





洗面スペース
大きめのタイルと大きな洗面台。お子さんと一緒に使えるように踏み台も設けてみました。





バルコニー
リビングからつながるバルコニー。
床はビスが見えなくな方法で固定するとすっきり見える。
日当たりもよくて洗濯物もよく乾きそう^^





とても広くてゆったりしている。
テーブル置いて、椅子ならべて、
珈琲飲みながら、休日の良い午後が過ごせそう





送り出される玄関。
今回は玄関らしくない玄関を求めて作ってみました。
靴を脱がなくても知人と会話を楽しむのにはちょうど良いスペース。

何かしてくれそう。
何とかしてくれそう。

そんな期待にこたえる設計施工をしたいです^^




t.yokozeki



2020/07/06

完成に向けて。 Fun house (徳島の家)


気づけば蝉の声する七月。
すっかりご無沙汰しておりました(;^_^A





市内で進めておりましたリノベーション工事も大詰め。
こちらは先月の様子。























さて、更新できていなかったので、
施工中から振り返ってみようと思います。
こちらは内部解体が完了


1階



















2階



鉄骨造の場合、メリットとしては大空間のスペースを容易に取れる。
もちろん今回も広い空間提案をします^^








ところで心配していいた雨漏り個所は。。。


























いやな予感が当たってしまいました(ノд-。)
漏水箇所は屋根と外壁の取り合わせ部。

乱暴な取り付け方をしていたので、そこから雨が漏れていました。



以下は健康な状態
























同じ建物のなかでもこれだけ状態が違うのです。
雨漏りは家の中に出てくればわかるのですが、今回は壁の内部に浸透していたので、室内に現れませんでした。

雨漏りを見つけたら慌てないで相談をしてほしいと思います。


幸い、この程度の漏水なら修繕は十分可能です。
大切なことは引き続き雨が漏れる環境にしないこと。




さてこちらは、基礎の状況





















建物の荷重を受ける基礎ではなく、浸水を避けるための床上げなのでブロックを使用。
近年の梅雨時期は大雨による河川の氾濫、住宅地の浸水の被害が多いので、できるだけ高くするように提案してみました。






こちらは間仕切りの設置





















見た目は一般の木造建築物のようですが、鉄骨造です^^
鉄骨造だと軽天(LGS)で内装の骨組みを作ることがほとんどですが、今回は断熱性を確保したいのと、床もコンクリートでなく木の柔らかさが欲しかったので木造にこだわりました。

”あしざわり”大切です。





こちらはその断熱が完了した様子。






















玄関廻り、
続いて、






















2階LDKの断熱完了。


2階のLDKを検討されている方は多いと思います。
毎日の行動で常に階段を使わなきゃいけないのが不便ですが、それに代わるメリットのほうが大きいと思う。


今回はこのメリットを多くの方に伝えるために、
完成見学会を行うことになりました。
OPENHOUSE(徳島の家)
”Fun House”

当日は、二階LDKの良さを満喫できることはもちろん、リノベーションでも現在の新築と同レベル、それ以上の断熱性能を有することができることも体験していただければと嬉しいです。

詳しくは以下のページを参考にしてください^^




T.yokozeki







2020/01/24

Fun house (徳島の家)


徳島市にて鉄骨二階建て(築35年)のリノベーション工事を行うことになりました

住宅の構造は、大きく分けると
木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造
に分かれます。

鉄骨造は柱の位置や開口部に気を付ければ、比較的間取り変更はしやすい構造です。

弱点としては、
①断熱がまるで施されていない
②屋根が平坦な陸屋根のため防水施工が必要
③窓廻りの防水が不十分。


住宅改修の中でも比較的費用が多くかかってしまう、
屋根・外壁・防水・サッシ交換が必要となるケースが多いので注意が必要

今回はその弱点を中心に改修計画を作成しました。





さて施工前の様子です。


こちらは外観正面






古い建物の良さは個性。
いまではなかなか見ないデザインが多いのは、経済背景もあると思う。35年前は日本はバブル経済前期。品質の良さよりもそれまで使われなかった新しい素材を使うことが多い。

ここの庇に使われている洋瓦もこの当時から多く見るようになりました。








こちらは外観側面




そういえば先日OPENHOUSEに来られていたお客様との会話のやり取りで、

お客様「中古住宅って開けてみないとわからないんじゃないです?」
私「外観見ればホボわかりますよ。」

例えばこちらの外壁見ると、
雨水が侵入してると感じる箇所が2か所あります。

もちろん、漏水により建物の影響がないことを願いますが(;^_^A









1階室内




建設当時は店舗として使う予定だったようですが使わくなって物置化していました。
使わなくなった店舗はシャッターをしめて、外から見ると寂しい感じがする。

住んでいるとなかなか気づかない建物の良さを表面化させ喜んでくれると嬉しい。なによりこの仕事の醍醐味はそこにあるといつも思う。









2階室内




この窓から見える店舗の駐車場。
このままでは室内が丸見えになってしまうので、窓の位置と大きさは変更する予定。

窓の位置の設計は明るさと風通しを考える上でとても大切だけど、外から部屋の中が見えない工夫も必要。上手に設計すると乱暴にカーテンをつける必要もないし、部屋を広く見せることもできる。







2階洋室





すっかり空っぽになっていますが、以前はピアノ教室として使っていたようで吸音ボードを張っています。








2階和室





「明るい部屋なのにとにかく寒い」と施主様
断熱材がなく窓もシングルガラスなので、風を防げる程度ですから無理もありません。

近年、住宅のエネルギー使用量を抑えるため断熱性能が求めらるようになりましたが、35年前に比べこんなにも快適性が違いうのかと実感してもらえるようなリノベーション工事にする予定。

さらに、今回は”楽しい家”をスローガンに設計してみます。
”Fun house”

どうぞお楽しみに♪




good for living
t.yokozeki