北島でリノベーション工事をさせていただくことになりました。
今回は、平成初期に建てられたお家の改修工事。
このころ、阪神淡路大震災があり多くの建物が倒壊して耐震性の向上が求められたから、基礎や柱、梁など構造躯体の強化がとても進んだと思う。
基礎はベタ基礎、柱と梁には金物による緊結など、地震に強い建物の考え方が広まったけど、置き去りになったのは断熱性能。
近年、住宅のエネルギー消費量を減らす取り組みが進んで、
サッシや断熱材の改良も行い一年を通じて冷暖房に使われるエネルギー量が、とても減っている現在の新築に比べるとその差は大きいと思う。
「夏になると2階にあるLDKはとても暑い。夕方家に帰ってくると窓を開けエアコンをフル稼働させるのが日課」
と話してくれたLDK
写真ではわからないけど、天井に断熱材が十分に設置されていないところがあるのでこれでは夏、暑いと思う。
冬は冬で、1階の床に断熱材がないところもあり温度差をつくって結露の原因になる。
その1階の廊下、
こちらもこれではわらないですね^^;
床下をのぞいてみると断熱材の様子がわかる。
単純に今の家と古い家を比較して足りないところに気づくと、当時の施工を疑う人がいるけど、これは早とちり。
地震にあって建物が壊れたり、
温暖化が進んで気温差が大きくなると、
それにあわせ住宅の性能も変わっていくから、ちょっと前の建物は今の基準に比べると劣るところがあるのは、この基準がかわったからそう感じるだけで、建てたその時は当たり前だったことが多い。
でも、やっぱり現行の基準のほうがより安心できると思うから、工事を考えるなら耐震性と断熱性能は求めたほうがいいと思う。
最後に洋室の写真
工事後お楽しみに♪
いえにわ T.yokozeki