2022/01/30

鍵穴のない玄関扉


 玄関のカギをポストの中や鉢植えの下に隠して家族で共有できるようにしていた記憶を持っている方もいると思いますが、誰かに見つかってしまうと簡単に玄関の扉が開いてしまうので、できれば個別に鍵を持ってると安心できますよね。


 そこで最近よく見かけるようになったのは車と同じ、リモコンキー。


 ボタンを押せば解錠。引き戸の玄関扉もあってこれはいい。片手でかるく動くうえに横に動くから出入りもスムーズ。近年は引き戸を希望する方が増えているので商品も充実している。リモコンキーのもう一つの良いところはインターホンに連動して施錠解錠の操作ができること。玄関先の来訪者を確認してから解除ができるわけです。


 ところでこの玄関扉、取手周りを探しても鍵穴が見当たらないのはピッキング防止の目的もあります。泥棒が嫌がるドアが増えて防犯性が向上しているには安心できていい。では、鍵はないのかというと、鍵もあります。取手にカバーがされてあってそれをあけると鍵穴が見える。この鍵もセキュリティー向上のため製造メーカーでないと複製できないようになっています。


























 


 それにしても、泥棒が鍵穴に針金さしてカチャと開けるシーンは一昔前のようで近年はガラスを割って鍵をあけて侵入するほうが多い。家の提案で割れないガラスや人感センサー照明を合わせて設計にくわえるのは泥棒を撃退する方法のひとつとして有効だからです。




2021/06/01

S様邸 新築工事(鳴門の家)

 5月22日(土)

梅雨の晴れ間の中、鳴門市で行なっている新築工事の棟上げが無事終わりました。


「5月ならまだ梅雨に入ってないので、良い天気のもと棟上げできますよ」

とお伝えしたのは今年の1月ごろ。ところがその梅雨が今年に限って駆け足でやってきたのでビックリ。


1週間前の天気予報で、棟上げ当日の降水確率は70%  いつもなら中止にするところですが、お施主様のご主人さんがとても頼れる「晴れ男」。これは大いに期待したい! お子様も当日が晴れるように毎日空を眺めてくれた結果、なんと棟上げ当日は雨は降らず絶好の棟上げ日和!(嘘みたいなホントの話(^^;;  )



当日はお施主さまのお知り合いや親族さまに棟上げを祝ってくださいました。



















お客さまそれぞれご希望のお家は違うけど、棟上げの時にもつ晴れ晴れとした気持ちは皆さん同じと思うし、我々作り手側も同じ気持ちになれる。



S様のお家の特徴は、

「スキップフロア」で間仕切る各スペース


S様との打合せがスタートしたのは昨年の10月

その少し前におこなった、OPENHOUSEに来てくださったのが最初の出会い。


「建築希望の土地は購入したのですが、建物の形状がなかなか決まらなくて。”いえにわ”さんの風と光を取り込む建築設計に興味がありました。」

いえにわを選んでくれた理由を最初に聞けたのが、基本設計の大きな方向性を決めた。


S様がお家に求めるものは、

「朝日で気持ちの良い日をむかえ、夕日を愛でる一日にしたい」

敷地の形状や近隣の建物の位置によって、朝日を家の中に取り込むことに苦労することが多いけど、今回はその朝日に加え夕日もとの希望。これはなかなかムズカシイ(^-^;


解決策として提案したのは、

「LDKを中二階に設置するスキップフロアで間仕切る部屋」


家を設計すると、1階・2階といった具合に部屋を提案することが多いけど、明るさや風通しを追求するなら、各部屋の床の高さに変化を持たせることがいい。部屋も広く見せることができるし、目線があちこち移って、部屋の表情もいろんな角度で見れるので住んでいて楽しい。


気をつけなきゃいけないのが、扉で仕切らないので空間が広くなり、音や声が響いてしまうこと。

「家族がどこにいてもなんとなく感じ取れる雰囲気のほうが好み」とS様

だったら、デメリットは解消されるのでスキップフロアをつかった間取り提案することにした。





棟上げ日にはすでにその骨組みはできあがった。

これから完成に向けて、室内装飾に加えとても大切になるのは、窓から見える庭木の様子。


S様にはこちらもどうぞ楽しみにしていてくださいと伝えて、自分でハードルを上げてみました^^



T.Yokozeki








2020/09/28

テレワークできる小さなリビング+α


在宅勤務
テレワーク
リモート

今年からよく聞くようになった言葉。


ところが、
「旦那が家にいることで喧嘩が増えた」
自粛規制が続いた今年春、社会問題に発展したのは驚いた。

もともと、在宅勤務できるように設計されていない間取りなので、仕方ないと思うけど、これから新築を考えられている方、在宅勤務が増えた方へ参考になればと思い、洋室6帖を在宅勤務しやすいよう本棚と机を作ってみた。




こちらは施工前



どこにでもある洋室です^^






大工さんと2人、
パタパタと組み立ててみましたよ








木の質感を好まれる方はこのままクリア塗装で仕上げるといいと思う。






物を置いたり、本を並べたりすると、色があるほうが映えるので塗装してみた。








塗装するだけでも表情を随分と変えるから、自分好みの色を見つけるのも楽しい♪





さて、
あとは使うものを並べてみると。。








できました^^







これだけだと書斎になっちゃうので、
小さなソファーをおいてリビングの機能も持たせてみました。




ソファーに座って、モニターを前において、
リモートもできそう^^





視線を窓にむけると。。



外の景色が楽しめる、
ピクチャーウインドウ。



窓の配置を少し考えるだけで広く見えるから、
設計って楽しい^^




T.yokozeki